延べ床面積 | 80m2 |
---|---|
計画策定費 | 35万円 |
耐震工事費 | 315万円 |
合計費用 | 470万円 |
補助金 | 240万円 |
実質負担額 | 230万円 |
■耐震診断
兵庫県の耐震診断は無料です。ぜひお問い合わせください。
■費用概要
耐震の補強計画は、補助金が27万円 ご負担金が8万円です。工事に関しては、耐震の補助金が130万 介護補助金が90万円 使うことができました。
耐震工事は 315万円(ご負担金 185万円 建物の状態が悪く補強する壁が多かった) 介護改修は、玄関廻りの段差解消と 扉の改修で 130万程であったが、所有者が要介護であったため、90万ほどの補助金を使用することができた。
所有者にとっては、補助金をしっかりと 利用できた事例である。
延べ床面積 | 80m2 |
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計画策定費 | 35万円 |
耐震工事費 | 315万円 |
合計費用 | 470万円 |
補助金 | 240万円 |
実質負担額 | 230万円 |
■耐震診断
耐震診断では、評価が1階東西 0.24 1階南北 0.37 2階東西 0.4 2階南北 0.83となり、
1,2階、東西、南北方向とも、低い評点となった。
■構造補強計画
構造補強を色々と検討した結果、1階 浴室の壁 トイレの壁 北側 居間の壁 2階 南側押入れの壁 の補強を行うこととした。
2階は、押入れの補強だけで、あまり予算がかからないが、浴室廻りは、そこそこ、費用がかかることが予想される。
補強後の評点は、1階東西 南北 2階東西 南北 方向ともに この補強で 1.19以上となる。
施主の関心事は、写真のような外壁のクラックと、浴室の古さ、また、それに伴う、構造体の腐朽であった。
大地震が来た際に 構造体が弱くなり、倒壊する恐れも存在するため、診断を行い、きちんと、構造補強して、浴室も、やり変えるという話しになった。
なお、耐震の工事補助金の申請を予定しており、かつ、施主のお母様が 要介護認定であるため、介護の住宅改修補助も申請する予定である。耐震は、最大150万円の補助金、介護は、最大100万円の補助金となる。
耐震工事を行うので、外壁の劣化部分は、きれいに補修し、介護補助を使って、浴室のやり変えと、開き戸を引き戸に変更したり、手すりを設置したり、段差を修正したりする工事を行う予定である。
■耐震工事
耐震工事の様子である。
主要材料
工事で使う材料の写真である。 釘はN50、構造用合板9mm、柱と梁には3Kn以上の金物 タナカのスモールコーナーⅡ、筋交いの金物は、タナカのリベロⅡとタイニンシートである。
便所の壁を撤去して、柱と梁のフレームに対して、接合部に金物を設置している様子である。四隅にしっかりと金物が入る。今回は3KN以上の金物である。
筋交いをいれて、筋交いと柱にも金物を設置している状況である。かなりの本数の釘をうちます。
材料検収であげたリベロⅡとスモールコーナーⅡを すべての柱頭 柱脚に設置していきます。
構造用合板を設置して、N50の釘を150mm間隔で打ち付けて強い壁をつくります。
同様に玄関の壁も解体して、柱と梁のフレームに筋交いをいれ、金物で補強していきます。
構造用合板は、1800mmのものでは、土台から梁までうちつけられないため、分けて構造用合板を貼っていきます。
土台は必ず基礎の上に存在するようにし、上部の壁で受けた力を土台から基礎を通じて地面まで流すという 力学的な構造をつくることが重要です。